SAABサーブとは

SAAB(サーブ)とは

2022年3月23日、星槎グループ創設者である宮澤保夫名誉会長が逝去いたしました。3月21日に星槎が誕生して50周年を迎えた、わずか2日後のことでした。宮澤保夫名誉会長は、40年以上前から、世界中を旅して仲間をつくり、未来のこどもたちへの「種まき」を行ってきました。それが、現在の星槎の海外研修プログラムや、公益財団法人世界こども財団の活動に繋がります。そして、2015年、「これからのこどもたちの未来のために、アフリカとアジアに“橋=Bridge”をかけなければならない」という、宮澤保夫名誉会長の想いから、SAABは生まれました。

2015年 第1回 SEISA Africa Asia Bridge に寄せたメッセージ

アフリカ。この言葉は誰もが知っています。しかし、私たちはアフリカのことを実際にどれだけ理解しているのでしょうか。 単にアフリカといえばライオン、キリン、ゾウなどのイメージで思い描くことが多いのではないでしょうか。今は日本人から見ればアフリカは物理的にも、精神的にも遠く、わたしたちの日常からは確かに離れているように思われます。一方、大陸としてのアフリカは地球上の陸地全体の20%以上を占めています。また、人類発祥の地とも呼ばれています。さらに全土で話されている言葉の種類は3,000を超えるといわれています。これから10年、20年、30年の先を見れば、天然資源に乏しい日本にとってこの大陸は重要です。天然資源等の分野において日本を安定させる唯一の国々といっても過言ではありません。日本の未来を担うこどもたちがアフリカの国々について多くを学び、お互いを知り、交流を持つことがとても大切だと私たちは考えます。
距離的にアフリカが遠いのは確かですが、近い将来には日本からアフリカまで数時間で行ける時代がやってくるかもしれません。例えば、東京から京都までの移動時間が江戸、明治、昭和、そして現在においてどのように変化したかを考えれば、アフリカまで1~2時間で行くこともあながち夢物語ではないといえます。その距離は確実に縮まっていく流れの中で、心の距離も近い日本であることが必要です。アジアの中でもアフリカを良く知っているのはわたしたちであり、アフリカと関わり、仲良くし、平和作り、国作りに関わっていく仲間としての日本人という、私たちのあり方が重要な意味を持ってくると考えます。
距離の遠さよりも心の近さを持つ若者たちが、日本においてもアフリカにおいてもより多く育っていってくれるためにも、皆様のご理解ご協力をいただければ幸甚です。何卒よろしくお願い申しあげます。

宮澤 保夫

「きみたちが、SAABをつくるんだ!」
SAAB恒例のグランドフィナーレ、大歓声の中で宮澤保夫名誉会長は、参加したこどもたち、そしてSAABに関わった全ての人々に、力強くこう呼びかけました。SAABで繋がった仲間たちには、その言葉が今も響いています。SAABと未来への種まきは、これからも続いていきます。

昨年、第7回目となるSEISA Africa Asia Bridge 2021を開催、オンラインでの開催をメインに、4チャンネルで運営しました。アフリカ、アジアの国々を対象に、ご協力いただいた大使館が16ヵ国、日本、UNDP(国連開発計画・ニューヨーク)、日本一日本語学校(ミャンマー)、ソルティーロ・ブライト・スターズFC(ウガンダ)を合わせると39ヵ国以上、約37,000名(オンライン含む)の皆様と共に、学びと関わり合いの輪を広げることができました。オープニングセレモニーではニューヨークからUNDPの諸田いずみ様や横浜市国際局米州事務所の所長赤岡謙様にオンライン参加していただき、外務省や神奈川県副知事首藤健治様からもメッセージをいただきました。今後も、UNDPやユニセフ(国際連合児童基金)、アフリカ・アジアの大使館と連携プログラムを進めていき、日本を越えて世界との学びの機会を広げていきます。
またフィナーレにおいても、コロナ禍の時代を象徴するような対面・オンラインでのハイブリッド型で行い、全世界の方々が物理的な距離の近い・遠いという概念をなくし、「心の距離」を身近に捉えることができたのではないでしょうか。私たちが大切にしている「共感理解教育」を今後もいろいろな形で表現していきたいと考えております。

sTED

全国の星槎の中高生、近隣の小中高生が一堂に会し、アフリカやアジアとのつながりや国連のSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をテーマに、10年先、20年先、50年先の未来ついて考え、プレゼンテーションする、sTED(Seisa Transnational Education Design:通称ステッド)を開催。1年間の研究の成果をもとに生徒たちが熱いプレゼンテーションを繰り広げました。

「星槎全国生徒会・同窓会」とSAAB

星槎全国生徒会ではこれまで、共生社会の実現を目指し、SDGsを具現化するための活動を行ってきました。2020年度は「卒業してもSDGsを考え続けたい」と語った卒業生(元 星槎全国生徒会役員、現 星槎全国同窓会役員)の発案で、全国一斉の清掃活動「SEISA CLEAN UP ACTION」を実施。SAAB当日は日本全国、そして海外に住む生徒会メンバーがオンラインで繋がり、清掃活動の進捗と地域・国ならではの生活事情が報告、議論されました。SAABや全国生徒会活動をきっかけに、SDGsにまつわる活動・行動を一生のライフワークにする、そんな強い信念をもつ生徒、卒業生がいることは、大きな成果であると捉えています。

「SEISA Africa Asia Bridge」が、
2021年ユネスコ/日本ESD賞 国内推薦事業に選定されました!

本賞は、第40回ユネスコ総会で採択され、2019年の国連総会で承認された「持続可能な開発のための教育:SDGs実現に向けて(ESD for 2030)」の枠組みの中で、ESD活動に取り組んでいる機関又は団体が実施するESDに関する優れた事業を表彰するものです。今回は、日本国の推薦事業として、文部科学省から「SEISA Africa Asia Bridge」が選定されました。ESDとは、学習者が環境の保護、経済的な持続性、すべてのジェンダーにとって公正な社会、そして現在と将来の世代のために、文化的な多様性を尊重しつつ、責任ある行動がとれるよう、必要な知識、能力、価値観、態度を身に付けられるようにするための教育のことです。これは、全てのSDGs実現の鍵となる役割を果たすものです。

来場者数

来場者数

※2015年度は1日のみ開催

参加者数

参加者数

2021 参加大使館
会場来校・ビデオメッセージ含む(順不同)

エリトリア国 / リベリア共和国 / ナイジェリア連邦共和国 / タンザニア連合共和国 / マダガスカル共和国 / ブルキナファソ / ガーナ共和国 / ケニア共和国 / モロッコ王国 / レソト王国 / ナミビア共和国 / トーゴ共和国 / ウガンダ共和国 / ルワンダ共和国 / ジンバブエ共和国 / マラウイ共和国


2021 参加国
参加された方の国籍(来場およびオンライン参加)(順不同)

アメリカ合衆国 / ミャンマー連邦共和国 / 香港 / ドイツ連邦共和国 / 台湾 /ニュージーランド / ブータン王国 / 中華人民共和国 / オランダ王国 / バングラデシュ人民共和国 / 日本 / インドネシア共和国 / 大韓民国 / シンガポール共和国 / タイ王国 / ロシア連邦 / フィリピン共和国 / セネガル共和国 / カンボジア王国 / カナダ / ネパール連邦民主共和国 / イギリス / ラオス人民民主共和国


特別協力

国連開発計画(UNDP) 独立行政法人国際協力機構(JICA) 横浜市国際局


協 力

日本アフリカ友好横浜市会議員連盟 株式会社崎陽軒 株式会社Kurikindi Design


後 援

外務省 文部科学省 神奈川県 横浜市国際局 小田原市 箱根町 大磯町 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会 小田原市教育委員会 大磯町教育委員会 独立行政法人国際協力機構(JICA)ヨコハマSDGsデザインセンター

SAAB 一斉授業

全国にある星槎の校舎をオンラインで繋ぎ、SAABに向けて共に学び、知って繋がるための「SAAB一斉授業」を行っています。各校舎で「アフリカ」「アジア」などに関わるテーマ(歴史、衣食住、文化、風土、気候、宗教、地理、産業他)等について調べ学習し、SAAB当日はステージ上やオンデマンド放送等でプレゼンテーション発表を行います。
今まで遠くに感じていたアフリカ・アジアの国々を仲間たちの発表を聞いて学び、自分たちでも調べ・知り・学習することで今まで以上に身近に感じることができます。

国内最大規模の国際会議 TICADⅦ(第7回アフリカ開発会議)に参加しました

2019年8月29日、神奈川近郊の中高代表生徒44名が、日本国内における最大規模の国際会議 TICADⅦ(第7回アフリカ開発会議)に参加しました。 神奈川県と国際開発計画(UNDP)のサイドイベント「SDGs達成へマルチセクターパートナーシップの推進」では、アヒム・シュタイナー UNDP総裁、黒岩祐治 神奈川県知事、ロイ・マリーク・ロウェ ガンビア共和国バンジュール市長のオープニングセッションに始まり、日本とアフリカ各国の起業家によるパネルディスカッション「SDGs達成に向けたイノベーションの実践」まで、ステージ正面の一等席で参加することができました。国際会議ならではの同時通訳のイヤホンの使用にドキドキしながらも、真剣に聴き入る生徒たちの姿勢に、SEISA Africa Asia Bridgeで学び続けてきた成果を見ることができました。

第7回 ニューヨーク海外研修における国際連合訪問

2019年10月18日にUNDP(United Nations Development Programme:国連開発計画)を訪問し、星槎のSAAB活動報告と今後の展望、SDGsの取り組みを発表する機会をいただきました。当初30分のお約束でしたが、1時間30分にわたりお時間をいただき、ユニス・カムウェンド戦略アドバイザーのご挨拶の後、国際連合日本政府代表部 星野俊也大使、アブドゥリー・ジャネ国連経済学者 UNDPガンビア事務所経済担当官、トニー・ムフムザUNDPウガンダ事務所経済担当・戦略政策ユニットチームリーダー、ジェームス・ノイハウス広報担当、アウンナ・エジアコンワ書記官候補アフリカ地域担当部長、古我知晶TICADユニットプログラム・マネジメント専門官より大変貴重なお話しを伺うことができました。また、生徒からのアフリカの現状に対する質問に対し、丁寧なご返答をいただくなど、生徒たちにとって、一生の心に残るものであり、これからの人生において大きな目標を見いだす機会となりました。